「遺伝子治療に関する情報提供サイト」をファイザーが開設

遺伝性疾患プラス編集部

POINT

  1. ファイザーが遺伝子治療に関する情報提供サイトを開設した
  2. 患者さんや家族をはじめ一般向けに遺伝子治療の情報を届ける
  3. 遺伝子治療が検討されている病気や医療費などの情報も掲載

遺伝子治療に関連した情報提供

ファイザー株式会社が、遺伝子治療に関する情報提供サイトを開設しました。

同社によると、世界には7,000種類以上の希少疾病が存在しており、そのうち8割に当たる6,000種類は遺伝子が原因になっていると言います。こうした病気に対する治療の開発が進んでおり、同社も遺伝子治療の臨床試験を手掛けています。同社は「遺伝子治療はこれまでにない新たな治療法であるため、患者さんやご家族、および一般の方が得られる情報は限定的です」と説明しています。

そこで今回、同社は患者や家族をはじめとした一般向けに遺伝子治療に関する最新情報を提供するために「なるほど!遺伝子治療」と題したウェブサイトを開設しました。監修は、自治医科大学医学部生化学講座病態生化学部門の大森司教授です。

「わかりやすく楽しく学べるように」

同ウェブサイトについて、同社は「遺伝子治療について、わかりやすく楽しく学ぶことを目的にした情報発信サイトです」と説明しています。提供するコンテンツ内容は、遺伝子治療、遺伝子診断、遺伝子治療が検討されている疾患、遺伝子治療の例、医療費、Q&A、用語解説などです。

同社執行役員メディカル部門長のハニ・イ氏は、「このような情報提供サイトを皆さまにお届けすることができ、たいへん嬉しく思います。遺伝子治療が適応となる可能性のある患者さんやご家族、一般の皆さま、そして遺伝子治療に興味をお持ちの医療従事者などすべての皆さまのお役に立てるよう、今後もコンテンツをさらに充実させてまいります」と、述べています。(遺伝性疾患プラス編集部、協力:ステラ・メディックス)

関連リンク