「第19回日本遺伝看護学会学術大会」が9/19、20にオンライン開催、遺伝的課題をもつ人々の「生きる」を支える遺伝看護について討議・探求

遺伝性疾患プラス編集部

POINT

  1. 今回の開催テーマは「まざる、つなぐ、つくる遺伝看護-ひとりと家族と社会へ-」
  2. 患者会、支援者、市民によるワークショップ「地域とまざる・つながる・つくる」も実施予定
  3. 現在参加申し込み受付中、参加費や時間など詳しくは学会HPへ

「遺伝看護」により、遺伝的な課題に直面する人々に世代を超えて必要な治療やケアを

日本遺伝看護学会による「第19回日本遺伝看護学会学術大会」が、令和2年9月19日(土)20日(日)の2日間、佐賀大学医学部からオンライン配信で開催されます。

今回の大会テーマは、「まざる、つなぐ、つくる遺伝看護-ひとりと家族と社会へ-」です。ゲノム情報に基づく医療は急速に発展しています。そんな中で、今回の学術大会は、看護の専門分野としての「遺伝看護」により、遺伝的な課題に直面する人々が世代を超えて必要な治療やケアを受けられる体制が構築されていくことを目指し、開催されます。

遺伝性疾患は、患者さん個人と家族にさまざまな体験と影響をもたらし、遺伝性疾患のもつ特性から、治療を行っても完治には至らず、生涯その病気と向き合わなければならない場合もあります。つまり、遺伝性疾患は、療養生活の過程の人々の健康や生活、そして人生のさまざまな意思決定の場面で大きく関わることになります。今回の学術大会では、このような課題に直面している個人や家族の「生きる」を支える遺伝看護について、参加者とともに討議し、探求していく予定とされています。

初日は、大会長である、佐賀大学医学部看護学科生涯発達看護学講座の鈴木智惠子教授による開会の辞から始まり、「がんゲノム医療」(講師:佐賀大学 末岡榮三朗 医学部長)や「遺伝性ATTRアミロイドーシスの遺伝看護・遺伝カウンセリング」(講師:熊本大学大学院生命科学研究部保健学系 柊中智恵子 准教授)などの講演が行われます。2日目は、難病・希少疾患の一般演題や、市民公開講座「多様な人たちによる対話のチカラ-ファシリテーションによる地域連携-」(講師:九州大学大学院統合新領域学府 加留部貴行 客員准教授)、そして、患者会、支援者、市民のみなさんで一緒に対話することで、これからの遺伝看護について考える「地域とまざる・つながる・つくる」と題したワークショップも開催されます。

現在、参加申し込みを受け付けており、締め切りは9月13日(日)17時までです。詳しいプログラムや申し込み方法、参加費などは、下記関連リンクからご確認ください。(遺伝性疾患プラス編集部)

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