専門医に聞いた!遺伝性疾患をもつお子さん・ご家族の新型コロナウイルス対策

遺伝性疾患プラス編集部

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新型コロナウイルス感染症が流行し始めてから、早3年が経とうとしています。当初「未知のウイルス」として恐れられていた新型コロナウイルスも、世界的に研究が進み、あっという間に感染防御・重症化予防に有効とされるワクチンが開発されました。一方で、ウイルス変異株の出現などで流行の波が繰り返し起こり、今なお、日々多くの方が感染しています。そんな中で、遺伝性疾患プラスにも、特に、遺伝性疾患をもつお子さんの新型コロナウイルス感染症に関する不安や心配の声が、複数届いていました。そこで今回、国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部感染症科医長の庄司健介先生に、遺伝性疾患などの基礎疾患をもつお子さんの新型コロナワクチン接種や感染予防、感染時の対策について、いろいろお話をお伺いしました。読者から寄せられた質問にもお答え頂きました。

Dr Shoji Main
国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部感染症科医長 庄司健介先生

新型コロナワクチン接種/感染予防について

2022年10月、遺伝性疾患を含めたさまざまな基礎疾患のある12~25歳の方への新型コロナワクチン接種における、副反応疑いや抗体価等の実態調査の結果が国立成育医療研究センターより公表され、遺伝性疾患プラスのニュースでもご紹介させて頂きました。これは、庄司先生が中心となって実施された研究の報告でした。そこでまず、遺伝性疾患をもつお子さんとも関連の深い今回の研究結果について、詳しいお話を伺いました。さらに、ワクチンや感染予防についても、いろいろ質問をさせて頂きました。

研究結果には、「12歳~15歳の方が16歳~25歳よりもワクチン後の発熱や2回接種後の抗体価が高かった」とありました。その理由としてどのようなことが考えられますか?

実は海外からの報告でも、同じような傾向が見られています。この理由に関して、具体的なメカニズムはまだ解明されていませんが、年齢が上がるにつれて免疫反応/免疫応答が変化してくるので、そこが一番大きく影響しているのではないかと推測しています。発熱と抗体価の上昇は、どちらも免疫応答が関連して起こることだからです。一方で、接種後に「熱が高いこと」と「抗体価が高いこと」は、一致して起こると証明されているわけではないので、今のところは別の事象と分けて考えた方が良いと思っています。

「免疫抑制状態の人はワクチンによる抗体価が免疫正常の人より低かった」とありました。この結果を踏まえて、免疫抑制状態の人が何か普段の行動で感染予防のために心掛けておくべきことがあれば教えてください

ワクチンを受けたかどうかに関わらず、どんな状況でも、まずは基本的な感染対策が重要です。具体的には、マスクを着用できる年齢であれば室内で他者と接触がある状況下ではできるだけマスクを着けるとか、必要な時に手を洗うとか、可能な限り密な状況を避けるとか、こういったことの徹底に尽きると考えます。

ワクチンで抗体価が低かったことに関しては、決して「ワクチンの効果がなかった」というわけではなく、価(あたい)として見たら低かった、というだけのことです。今回の報告は2回目接種までの結果をまとめたものでしたが、日本でも3回目以降のブースター接種が、条件を満たしたお子さんに対して始まっています。これまでの世界各国からの報告では、ブースター接種により、前回接種時より抗体価がさらに上昇したり、感染予防効果が高くなったりすることが確認されています。ですので、ぜひ、適応がある年齢の方に関しては、決められた回数のブースター接種を含めたワクチン接種をしっかりと受けて頂ければと考えています。

「12歳未満」の、基礎疾患のある子どもの新型コロナワクチン接種で心得ておくべきことがあれば教えてください

2022年12月現在、生後6か月以上のお子さんは新型コロナワクチン接種が可能です。そして日本小児科学会は、基礎疾患の有無に関わらず生後6か月以上のお子さん皆さんに接種を「推奨」しています。そもそも、基礎疾患を持つお子さんは皆さん「推奨」です。基礎疾患を持つお子さんは、疾患の種類にもよりますが、一般的に新型コロナウイルスが感染した場合、重症化するリスクが高い可能性があるからです。ぜひ、しっかりとワクチン接種を受けることをご考慮頂ければと思います。

その他、皆さんに一律に心得ておいて頂きたいことがあるというよりは、やはりその方その方の疾患を取り巻く状況によって心得ておくべきことはさまざまですので、普段診て頂いているかかりつけの先生と、事前によく相談をしておくことが重要と考えます。

遺伝性疾患をもつ場合、ワクチン接種はかかりつけの病院以外で受けても問題ないですか?

制度上はもちろん問題ないわけですが、遺伝性疾患にはいろいろな病気があり、さまざまな状況の方がおられます。どこで接種するかを含めて、普段診て頂いている先生と、よく相談をしていくことが大事だと思います。かかりつけの先生が「どこで打っても良いですよ」とおっしゃれば、それで構わないと思いますし、「このお子さんはこういったところで注意が必要だから、うちの病院で打ちましょう」とおっしゃれば、そのようにするのが望ましいと思います。

ワクチンの副反応に関して、特に気を付けるべき特定の疾患や治療内容があれば、対処法を含めて教えてください

新型コロナワクチンに限らず、発熱したときにけいれんを起こしやすいお子さんに関しては、ワクチンによる発熱でもけいれんする可能性が考えられますので、かかりつけの先生と事前にご相談をしたうえで、発熱したときの対処/けいれんしたときの対処を前もって決めておくのが良いと思います。ワクチン接種による発熱については年齢差が大きく、今回の研究でも12~15歳のお子さんは高い頻度で発熱が見られましたが、それより年少の5~11歳のお子さんに関しては、発熱の割合が低いことがわかっています。こうした年齢の違いも含めて、ワクチンの接種についてご考慮頂ければと思います。

また、これは特定の基礎疾患に関する注意というわけではありませんが、非常にまれに、ワクチンの副反応として心筋炎(心臓の炎症)が起こることも知られています。もし接種した後に、胸が痛いとか苦しいとか、そういった訴えがあったら、我慢せずに早めに医療機関を受診するようにしてください。

Dr Shoji 1
「発熱でけいれんを起こしやすいお子さんは、あらかじめかかりつけの先生とワクチン接種で発熱した場合の対処を決めておくのが良いでしょう」(庄司先生)
基礎疾患を持つ子どもの家での日常的な医療ケアなどに関して、特に感染予防の観点から気を付けるべき場面などあれば教えてください

これに関しては、「これさえやっておけば大丈夫」といったことがあるわけではありません。先ほどもお伝えしましたが、基本的な感染予防対策の徹底、に尽きると思っています。特に、ご自宅で医療的なケアをされているということであれば、何かお子さんの処置をする前にはしっかり手を洗うとか、かなり近づいて吸引などをする必要がある場合にはマスクをしっかり着用するとか、そういった基本的な感染対策が重要であると思います。

2022年冬シーズン、定期的に通院する子どもたちはインフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種を受けるべきですか?

ここ数年ほとんど流行らなかったインフルエンザも、今年は流行るかもしれないと予想されています。RSウイルスは昨年非常に大きな流行がありましたが、今も昨年ほどではないですが流行っています。緊急事態宣言など、行動制限が厳しくかかっていたときは、インフルエンザなどに限らず、風邪をひいているお子さんが減りましたが、今はそこまで減っているという状況ではなくなったように感じています。

さて、ご質問の2つのワクチンは、どちらとも間違いなくしっかり受けた方が良いワクチンです。新型コロナワクチンについては、先ほどお伝えした通り、日本小児科学会も生後6か月以上は推奨としています。インフルエンザワクチンも、感染予防の目的でも、重症化を防ぐ目的でも、接種が推奨されます。もちろん接種は強制ではありませんが、積極的に考えて頂きたいです。

今、日本では、この2つのワクチンは「同時接種可能」となっています。同時に受けない理由もありませんが、敢えて同時に受けなくてはいけないというものでもありません。お子さんの状況やご家族の考え方次第で決めて頂ければと思いますが、状況が許して同時接種が可能であれば、1回で終わるというメリットがあるので、同時接種をして頂いて良いと思います。何となく心配なので1つずつ順番に打ちたいという場合には、それでも問題ありません。ご本人、ご家族、かかりつけの先生とご相談のうえ、決めて頂くのが良いと思います。ちなみに、同時接種の場合、左右に1つずつ打つ場合が多いのですが、同じ側に打つこともあります。例えば、「右手をどうしても使いたいので左手に2つとも打ってください」とご家族から申し出があった場合などです。その場合、2.5cmくらいの間隔をあけて打つことになっています。

自治体から子ども向けにお知らせが来るワクチンの定期接種(法定接種)と新型コロナワクチン接種とのどちらを優先すべきでしょうか?

これは、「どちらも大事」というお答えになります。小児にとっては、新型コロナウイルス感染症よりも、かかると重症になる病気もたくさんあるからです。新型コロナワクチンを打つ場合、インフルエンザ以外のワクチンは全て2週間以上開けるというルールがあります。しかし、新型コロナワクチンを打つことで他のワクチンの接種予定が「大幅に」遅れるということはないので、十分調整できる範囲だと思います。ただでさえ多いワクチンが増えてしまって大変だというお気持ちはよくわかりますが、どちらも大事だと思いますので、計画を立ててぜひ打っていってください。

インターネットなどで検索すると「ワクチンは危険」といった情報が目に入り不安なのですが、子どもに接種を受けさせても大丈夫なのでしょうか?

私が診療している中でも、こうした不安を口にする親御さんは、それほど珍しくなくいらっしゃいます。新型コロナワクチンに限らず、ワクチンに対する心配は常にあるもので、当然ご家族が不安になる気持ちもわかります。さらに、新型コロナワクチンはmRNAワクチンという新しい種類のワクチンであるため、不安に思われる方が多いのは当然のことと思っています。

一般的にワクチンには、メリット(感染防御、重症化予防)とデメリット(発熱、接種部位が腫れるなど)があります。現在、日本で接種が推奨されているワクチンは、多くの専門家がいろいろなことを検討したうえで、得られるメリットが大きいと確認されたワクチンです。このことを知っておいて頂ければと思います。

ワクチンについて、インターネットでも本でも、正しい情報から誤った情報まで入り混じってたくさんの情報があふれており、一般の方は、どれが正確な情報なのか、信頼できる情報なのか、判断するのが正直難しい部分があるのではないかと思っています。正しい情報を得るために一番良い方法は、信頼できるかかりつけの先生にお伺いすることです。ただ、すぐに先生に聞けないという状況もあると思うので、そういった場合は、日本小児科学会や、当院(国立成育医療研究センター)、厚生労働省など、できるだけ信頼できる団体や部門が発信する情報を、まずはしっかりと確認して頂くのが良いと思います。

遺伝性疾患プラス読者からの質問

ここからは、実際に読者から遺伝性疾患プラスに寄せられた、新型コロナウイルス感染に関する不安やお悩みについて、庄司先生にお答え頂きました。

遺伝性疾患をもつ子どもが通っている学校で、周りの子が新型コロナウイルスに感染した場合どうしたらよいですか?

流行の状況や接触の度合いなどによって、対策は変わってくると思います。いわゆる「濃厚接触者」となった場合は、一定期間自宅待機で、登校・登園ができないこともあると思います。しかし一般に、基礎疾患があっても子どもの場合は大人よりも新型コロナウイルス感染症の重症化リスクがかなり低いので、「接触したらどうしよう」「発症したらどうしよう」と過剰に心配する必要はありません。とはいえ、普段と異なる様子がないか、お子さんを注意深く見ておく必要はあります。

加えて、あらかじめ、こういう状況になったときの対応を、かかりつけの先生とよく話し合っておくことが大切です。「もしも普段とは違ってこういった症状が出たら早めに受診しましょうね」など、前もって伺っておくと、何も知らないでいるよりも、だいぶ安心して過ごせると思いますし、もしも感染した場合でも、落ち着いて対処ができるのではないかと思います。

家族は、家では疾患当事者の私に感染しないよう気を付けて過ごしてくれていますが、外で感染を気にしない人たちと関わっていると思うと、不安です。この不安を解消するために、何か良いアドバイスがあればお願いします

自分から遠い立場にいる人の行動を変えることは、なかなか難しいことです。そこでまずは、ご自身で出来る2つのことをしっかりやりましょう。それは、「ワクチンを規定の回数しっかりと接種しておくこと」、および、「日々の基本的な感染対策をできるだけしっかりやっておくこと」です。これらをやっておけば、感染の可能性を下げることができますし、もしも感染した場合にも安心感はだいぶ違います。

一方で、不安な気持ちを完全に取り去るのはかなり難しいことです。コロナ禍になって、お子さんもご家族も、感染に関する不安をはじめ、これまでになかったストレスをかなり抱えてらっしゃるのは紛れもない事実だと感じています。しかしそんな中でも、ストレスの対処法を前もって知っておくと、役に立つ場面はかなりあるのではないかと思います。当院では、こころの診療部という、子どものこころの専門家の先生たちが作ってくれた資料をウェブサイトで掲載しています(新型コロナウイルスと子どものストレスについて)。新型コロナウイルスでお子さんやご家族が不安に思ったときに、その不安を和らげるヒントを含め、いろいろなヒントが載っているので、ぜひ参考にしてみてください。

私たち両親と遺伝性疾患をもつ娘が次々に感染し、みんな食事が取れなくなりました。主治医がいる大学病院は満床で入院できず、点滴を受けるために一家で毎日通院することになり、本当に大変な思いをしました。役所に状況を伝えましたが、結局折り返しの連絡すらありませんでした。このとき、もっと良い対処法はあったのでしょうか

大変な状況だったことは容易に想像できますし、日本中でこういう方々がたくさんおられたのだと思っています。日本全体の新型コロナウイルス感染症に対する医療体制は刻々と変化していますが、ある時期は、日本全体で病院も保健所も、通常のキャパシティーを完全に超えてしまっていて、通常なら提供できている医療が提供できない状況になっていました。おそらく、この方は、まさにそういう状況のときに感染されたのではないかと想像します。その当時にもっと良い対処法があったのかどうか、というと、なかなか難しかったと思います。もちろんご本人たちはとても大変な状況だったわけですが、それよりもさらに重症な方々で病院があふれていたような状況だったのではないかと思います。

当院は、子どもの新型コロナウイルス感染症患者を都内でもかなり大人数受け入れている病院ですが、過去の大きな波のときには、ほぼ満床でした。ご質問の方は大学病院だったということですが、これは個別の病院の問題ではなく、国全体の医療体制の問題です。1つの病院で考えることではなく、日本全体として考えなくてはならない、重要な問題なのです。今は、前回のように受診できない状況にならないように、国も病院もいろいろ対策を講じており、徐々に医療キャパシティーは広がってきていると思いますが、引き続き検討していかなれければいけない重要な課題です。個人としてできることとしては、感染した場合に備えて、食事、薬、検査キットなど、ある程度備蓄しておくのは一つ大切なのではないかと思います。また、繰り返しになりますが、かかりつけの先生と、こういった状況になった場合にどうしたら良いのか、あらかじめ相談しておくことがとても大切です。

次に大きな感染の波が来たとき、医療の混乱が起こらないために重要なことの1つが、やはりワクチン接種だと思います。正直、小児に関しては、まだなかなか接種が進んでいませんが、これを進めていくのが、とても重要なポイントだと思っています。

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「次に大きな感染の波が来たとき、医療の混乱が起こらないために重要なことの1つが、やはりワクチン接種だと思います」(庄司先生)
患児の日常的な医療ケアをしている自分(親)が感染した場合、まずどう行動すべきかを教えてください

各家庭の状況によりますが、親御さんが先に感染をしてお子さんがまだ感染していないケースでは、可能な範囲でお子さんにうつさない対策を取ることが重要です。具体的には、部屋の換気、家でのマスク着用、手指衛生をしっかりする、などです。接触頻度を減らせるのであれば、そうして頂くのが良いでしょう。しかし、ご家庭の状況によっては、他にお子さんのケアを任せられる人がいないという場合もあると思いますので、それぞれできる範囲の対策をする、ということになります。

また、これもお子さんの状況次第ですが、保護者の方が重症になって入院したような場合、お子さんを誰がどこでケアするのか、といったことを、あらかじめかかりつけの先生とご相談して決めておくのが良いと思います。

逆に、患児が感染した場合、家族は家でどのように対策するのが良いでしょうか?

当院では新型コロナウイルスに感染したお子さんが自宅療養される際のポイントについてウェブサイトで公開しています。感染を広げないために気を付けるべきことや、特にお子さんの場合に重要なポイントなど、わかりやすく書かれていますので、ぜひ目を通してみて頂ければと思います。

また、基礎疾患をもつお子さんは、一人ひとり状況が違うと思いますので、感染した場合の受診のタイミング(どういった症状が出たら受診するかなど)、受診の方法、家庭内でどこまで対応できるか、など、そういったことを日頃からご相談しておき、決めておくとよいのではないかと思います。

最後に、庄司先生から遺伝性疾患プラスの読者の方々にメッセージをお願い致します

新型コロナウイルスに関しては、誤った情報も含めていろいろな情報が巷にあふれており、しかも刻々と状況が変化していきます。そのため、皆さん日々非常に大きなストレスを感じておられると思います。一方で、流行初期の頃に比べ、だいぶ情報も増え、ワクチンも使えるようになり、状況に応じて使う治療の選択肢もだいぶ固まってきました。感染に関して、過剰な心配をする必要はもちろんないと思いますが、できるだけ信頼できる情報源から情報を得ること、また、ワクチン接種を含めた基本的な感染対策をしっかり実施し、かかりつけの先生といざというときの対策をしっかり相談しておくこと、などの対応を心がけて、日々過ごして頂ければと考えています。


読者の皆さんから寄せられた、遺伝性疾患をもつ子どもの新型コロナウイルス感染に関する心配事や悩みについて、庄司先生は一つ一つ丁寧に回答してくださいました。ワクチンに関しては、いろいろな情報が飛び交っているものの、規定の回数を計画的にきちんと接種することが、感染予防や感染した場合の重症化予防、ひいては、国の医療ひっ迫を防ぐことにもつながるということがわかりました。また、感染に伴うさまざまなことを事前に予測し、かかりつけの先生と対策を決めておくことが、適切な行動や安心につながることもわかりました。長引くコロナ禍。来年の今頃にはどうなっているのか予想もつきませんが、基本的な感染対策をしっかり継続しつつ、落ち着くのを待ちたいと改めて思いました。(遺伝性疾患プラス編集部)

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庄司健介先生

庄司健介先生

国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部感染症科医長。2005年に宮崎大学医学部医学科卒業。専門は、小児科一般、小児感染症、小児科学会専門医。