患者さんやご家族、医療関係者、一般の方を対象に開催
NPO法人日本マルファン協会による「大動脈シンポジウム2020」が、10月25日(日)13:30~15:30(入室受付開始13:15)に開催されます。日本マルファン協会のイベントとしては、初めてのオンライン開催。対象者はマルファン症候群や類縁疾患の患者さんやご家族、医療関係者、行政の方、関心のある方と幅広く、参加費は無料です。
今回のシンポジウムは、大動脈瘤や大動脈解離を正しく知り、また、マルファン症候群やその類縁疾患についての情報提供をすることなどを目的として開催されるもので、国立循環器病研究センター心臓血管外科部門血管外科の井上陽介先生と、大阪医科大学胸部外科学教室心臓血管外科の神吉佐智子先生の講演が行われます。
急性大動脈疾患、持病がない方でも「動脈硬化」「喫煙」などを原因に発症
大動脈解離や大動脈瘤破裂などの急性大動脈疾患は死亡率が高いため、迅速で的確な診断と治療が求められます。近年、急性大動脈疾患は、日本における死因の上位となっており、マルファン症候群やその類縁疾患(ロイス・ディーツ症候群、エーラス・ダンロス症候群血管型など)患者さんでない方でも、動脈硬化や高血圧症、喫煙を原因として発症します。さらに、慢性心疾患を合併している場合には、新型コロナウイルスに感染すると重篤な症状を引き起こす可能性があります。
日本マルファン協会は今回のシンポジウムを通じて、正しい知識を持ち、正しく対処することの重要性を発信するとともに、「ウィズコロナ」時代の新しい支援活動の在り方を模索します。
申し込みは、日本マルファン協会公式ウェブサイトから
申し込みは、日本マルファン協会公式ウェブサイトの「イベント申込フォーム」から可能。定員100人を予定しており、申し込み人数が定員に達した時点で、申し込みが締め切りとなります。
また、シンポジウムの詳しい参加方法は、申込受付時に連絡があるとのこと。くわしい内容や参加方法は、下記関連リンクの日本マルファン協会公式ウェブサイトをご覧ください。(遺伝性疾患プラス編集部)