知っておきたい医療用語~ゲノム編集~
遺伝性疾患プラス編集長 二瓶秋子
ゲノム編集とは、生物のゲノムのうち、狙ったDNA配列をピンポイントで切断し、思い通りに書き換えることができる技術のことです。
狙った配列を自由に書き換えられるということで、遺伝性疾患に対する治療への応用が期待されています。
ゲノム編集にはいくつか種類がありますが、特に、ノーベル賞を受賞した「CRISPR-Cas9(クリスパーキャスナイン)」という技術が有名です。
こうしたゲノム編集技術を用いた、遺伝性疾患に対する遺伝子治療の治験が欧米などでは既に始まっています。
ただ、いずれも治験の段階なので、あくまでも、まだ研究段階です。もちろん、日本でもまだ保険適用のものはありません。
医療に応用される日を、期待して待ちたいと思います。
「ゲノム編集」ぜひ覚えておいてください。
関連リンク