遺伝カウンセリング(遺伝相談)は、遺伝性疾患を持つ、または遺伝性疾患のリスクを持つ方々に対し、健康に関する情報提供やサポートを行うものです。
遺伝カウンセリングでは、遺伝学の専門家が当事者やご家族と、遺伝的リスクについて話し合ったり、遺伝性疾患の診断、確認(その疾患でないことの確認を含む)などを行ったりします。
遺伝学の専門家には、遺伝学を専門とする医師(例:臨床遺伝専門医、など)と、遺伝医学を学び、カウンセリング経験を持つ遺伝カウンセラーが含まれます。看護師、臨床心理士、遺伝学のトレーニングを受けたソーシャルワーカーなどの他の専門家も、遺伝カウンセリングに参加する場合があります。
遺伝カウンセリングは通常、病院や大学・研究所などに附置されている遺伝診療センターなどの医療施設で行われます。
遺伝カウンセリングは、ほとんどの場合、個人または家族と直接面会して行われますが、グループで行われることもあります。さらに、遺伝カウンセリングはコンピュータ、ビデオ会議ツール、電話などを使って離れた場所から行われることもあります。(遺伝性疾患プラス編集部)