【教えて!編集長 Radio ver.】②ゲノム編集治療の現状は?

遺伝性疾患プラス編集部

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二瓶: 皆さん、こんにちは!遺伝性疾患の患者さん・ご家族向けメディア「遺伝性疾患プラス」編集長の二瓶です。「教えて!編集長」は、遺伝性疾患に関わる難しい内容をわかりやすくお届けするコーナーです。

山田: 皆さん、こんにちは!遺伝性疾患プラス編集部の山田です。今回も、ラジオ感覚で聞いて頂ける音声コーナーでお届けします。移動の際や、家事の隙間時間を使って、ぜひ聞いてみてくださいね。

二瓶: 今回も、前回に引き続き「ゲノム編集」をテーマにお届けしていきます。それでは、ここで〇×クイズです!

「ゲノム編集を応用した治療のうち、既に保険適用になっているものがある」これは、〇と×、どちらが正しいでしょうか?

正解は「×」、まだ無いんです。

山田: まだ無いんですね。

二瓶: ゲノム編集を用いた遺伝子治療の治験は、CRISPR-Cas9(クリスパーキャスナイン)というゲノム編集技術を用いたものが、海外では行われています。アメリカでは、いくつかの遺伝性疾患に対する治験も始まっているんですよ。

ただ、いずれも治験の段階なので、あくまでも、まだ研究段階です。もちろん、日本でもまだ保険適用のものはないです。

山田: そうなんですね。日本では、あまり治験は行われていないんですか?

二瓶: そうなんですが、実は、日本国産のゲノム編集技術もいくつか開発されており、医療に応用する方向で、研究が進められているんですよ。期待したいですね!

山田: 良かったです!安心しました。

二瓶: それでは、今日の内容を歌に乗せておさらいしてみましょう!

(歌)

♪DNAの狙ったところを思い通りに書き換える

「ゲノム編集治療」が世界で注目されてるよ~

まだ研究中の治療法だけど期待して待ちたい~♪

 

それでは、次回もお楽しみに。さようなら!(遺伝性疾患プラス編集部)

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