ヒトの各細胞には、通常23対46本の染色体があります。10番染色体は、両親から1本ずつ受け継ぎ、2本1対として存在します。10番染色体は、1億3300万塩基対以上から成り、細胞内の全DNAの4~4.5%を占めています。
10番染色体には、タンパク質の設計図となる遺伝子が700~800個含まれていると考えられています。これらのタンパク質は、体内でさまざまな役割を果たしています。
10番染色体の変化に関連する疾患
10番染色体の構造やコピー数の変化に関連した疾患として、以下の疾患などが挙げられます。
- 10q26欠失症候群