ヒトの各細胞には、通常23対46本の染色体があります。9番染色体は、両親から1本ずつ受け継ぎ、2本1対として存在します。9番染色体は、約1億4100万塩基対から成り、細胞内の全DNAのおよそ4.5%を占めています。
9番染色体には、タンパク質の設計図となる遺伝子が800~900個含まれていると考えられています。これらのタンパク質は、体内でさまざまな役割を果たしています。
9番染色体の変化に関連する疾患
9番染色体の構造やコピー数の変化に関連した疾患として、以下の疾患などが挙げられます。
- 9q22.3微細欠失症候群
- 膀胱がん(非遺伝性)
- 慢性骨髄性白血病(非遺伝性)
- クリーフストラ症候群