ヒトの各細胞には、通常23対46本の染色体があります。15番染色体は、両親から1本ずつ受け継ぎ、2本1対として存在します。15番染色体は1億200万塩基対以上から成り、細胞内の全DNAの3%以上を占めています。
15番染色体には、タンパク質の設計図となる遺伝子が600~700個含まれていると考えられています。これらのタンパク質は、体内でさまざまな役割を果たしています。
15番染色体の変化に関連する疾患
15番染色体の構造やコピー数の変化に関連した疾患として、以下の疾患などが挙げられます。
- 15q11-q13重複症候群
- 15q13.3微小欠失
- 15q24微小欠失
- 急性前骨髄球性白血病(非遺伝性)
- アンジェルマン症候群
- プラダー・ウィリ症候群
- 難聴-不妊症候群