ヒトの各細胞には、通常23対46本の染色体があります。8番染色体は、両親から1本ずつ受け継ぎ、2本1対として存在します。8番染色体は、1億4600万以上の塩基対から成り、細胞内の全DNAの4.5~5%を占めています。
8番染色体には、タンパク質の設計図となる遺伝子がおよそ700個含まれていると考えられています。これらのタンパク質は、体内でさまざまな役割を果たしています。
8番染色体の変化に関連する疾患
8番染色体の構造やコピー数の変化に関連した疾患として、以下の疾患などが挙げられます。
- 8p11骨髄増殖症候群(非遺伝性)
- コア結合因子急性骨髄性白血病(CBF-AML、非遺伝性)
- 組換え8番染色体症候群(サン・ルイス・バレー症候群)
- 毛髪鼻指節症侯群II型(Langer-Giedion症侯群)